目次
はじめに
Raspberry Pi 3 に Apache をインストールする手順を記述します。ローカルWEBサーバとして稼働させます。
Raspberry Pi に Python をインストールする方法はこちらの記事を参考にしてください。
【Python】Raspberry Pi の OS(RASPBIAN)に Python をインストール | 大-はなまるのモノコトブログ
はじめに Raspberry Pi に Python をインストールする手順を記述しました。「Raspberry Pi」の購入と、「OS」のインストールが完了しているのが前提で作業をすすめていきま...
作業環境
- Raspberry Pi 3 Model B
- RASPBIAN 8.0 jessie
- Python 3.8.0
Apacheのインストール
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get upgrade $ sudo apt-get install apache2 $ sudo apt-get install apache2-dev
ローカルWEBサーバとして稼働しているか確認
同ローカルネットワーク上のPCのブラウザに Raspberry Pi の アドレスでApacheが起動しているか確認します。
わたしの環境では、Raspberry Pi は 「192.168.10.20」で稼働していますので、同じローカルネットワークに接続している他のPCのブラウザに「http://192.168.10.20/」と打ち込んで実行します。下記画面が表示されれば、Apacheのインストールが無事完了しています。
Apache のコマンド
スタート
$ sudo service apache2 start
リスタート
$ sudo service apache2 restart
ストップ
$ sudo service apache2 stop
Apache で Python を実行できる環境の作成
Pythonスクリプトを実行できるようにCGIの設定する
cgi.load のシンボリックリンクを貼る
$ sudo ln -s /etc/apache2/mods-available/cgi.load /etc/apache2/mods-enabled/cgi.load
拡張子.py でCGIが実行できるようにする
$ sudo vi /etc/apache2/mods-available/mime.conf # AddHandler cgi-script .cgi ↓ コメントを外し、「.py」を追記 AddHandler cgi-script .cgi .py
CGIを動かすディレクトリを定義
$ sudo vi /etc/apache2/conf-available/serve-cgi-bin.conf [変更前] ScriptAlias /cgi-bin/ /usr/lib/cgi-bin/ <Directory "/usr/lib/cgi-bin"> [変更後] ScriptAlias /cgi-bin/ /home/pi/public_html/cgi-bin <Directory "/home/pi/public_html/cgi-bin">
Apache の再起動
$ sudo service apache2 restart
Pythonで作ったサンプルページの表示確認
コード記述
vi /home/pi/public_htm/cgi-bin/sample.py
[PreTitle val=Python]
#!/usr/bin/python
# -*- coding: utf-8 -*-
print("Content-Type: text/html")
print("") ### <-- ここに改行がないと「Internal Server Error」になります。
print("Hello World.")
実行
ブラウザに「http://192.168.10.20/~pi/cgi-bin/sample.py」と入力し実行
実行結果
[PreTitle val=実行結果] Hello World.
おわりに
Raspberry Pi で WEBサーバを立て、PythonでWEBアプリが動作することが確認できましたね。
この記事がお役に立ちましたら幸いです。
では、また。
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